みんな比べていた。

ひとtoヒト

 世の中には「他人と比べるひと、とそうでないひと」というものが存在すると思っていたが、そうではなかった。

 

わたしが他人と比べて落ち込んでいたときに、わたしのことをバカにしていた知人が、わたしからすれば「そんなこと、どーでもよくないか?」というような内容で、他人と比べていることが発覚したからだ。彼とわたしは大事だと思っている価値感の場所が異なっていただけだった。

 

つまり「比べないひと」が存在するのではなく、自分に近いひと(同じことに価値を置いているひと同士のコミュニティ)が周りにいなければ比べて落ち込むことはない。

 

誰にでも「自分が気にしている部分(とくに優越コンプレックスを持っている部分)」はあるもので、その状況に置かれたら、確実にザワザワするものだ。 意図的に比べなくてよい場所に、自分から移動するのは利口だと思う。

 

しかし、悲しいかな自分が価値を見出している場所(コミュニティ)で認められるのが、いちばん嬉しかったりするのも事実。同じ価値観や美意識を持っているひと同士でしか共有できない心地よさ、っていうのもある。それが仕事と直結しているなら、なおさらで逃げられもしない。

 

そういう意味では、全く価値観が異なる友人を持つことは大事なのかもしれないなーと思う。嬉しいことも悔しいことも共有できないかもしれないけど…世の中が広いということを教えてくれる。